暗い闇に包まれて、お泊り会の夜がやって来た。

皆で一緒にいると、暗い夜もちっとも怖くない。海の色のろうそくは楽しかった一日の名残。「お泊り会がこんなに楽しいなんて聞いていなかったよね~。」
静かにお話を聞く時間…闇は意外にも、心落ち着く優しい時間だった。「みんなは、神さまの守りの翼の中にすっぽりと包まれているんだよ。」

歯を磨いて

仕上げをしてもらって

力を合わせてお布団を運ぼう!

シーツも敷こうね!一緒に広げよう!

ふたりでもまだ広げられないから、みんなで順番に敷いていこう!協力体制がすぐに出来る女の子たち。

隣の部屋では先生に声をかけられながらも、男の子たちの準備がなかなか進まず、「ちがうよね~」と先生たちの感想ですが、いつまでも起きてはいられないので、やる時はやる!!「きちんとしかないとね!」

夜はうさちゃんと一緒!うさちゃんは3年前のクリスマスにやって来て、それからずっとMちゃんと一緒に寝ているけれど、今日はちょっとだけ特別です。おばあちゃんが赤いリボンをつけてくれました。

大好きな恐竜に見守られながら、いつしか夢の中に…。

お家からもってきたぬいぐるみはどこへやら、どんどん隣の子に近づいていったり

夜中にごろごろ転がって、友だちの上を超えていく勢いの子と、笑いながら止める先生たち。「こんなによく眠る子たちは初めてかも」と桃子先生。

「あさだよ。おきて~」

朝食のメニューはみんなで相談して決めて、自分達で食材を買ってきたので、ちょっとワクワク!何種類ものサンドイッチにパンケーキ、コーンスープにデザートのフルーツポンチがズラッと並ぶ朝食バイキング。「どのサンドイッチがすき?」「ぜ~んぶ!」

しっかり食べて今日が始まる。

膨らんだエンドウ豆は収穫しておこう。野菜チェックは毎日の習慣。

空が青く突き抜けて、今日も元気!

荷物をまとめて玄関に出ると、お家の人が待っていてくれた。

初めてのお泊りが心配で良く眠れなかったパパとママをよそに、「ぼくがんばったよ!」のVサイン。いつもとおんなじ朝だけど、今日はやっぱり特別な朝だ!