待ちに待ったお泊り会。今日は太郎に会いに行く日です。

バスでやって来た小樽の街。気持ちのいい風に吹かれて、いざ、海へ!

「たろうのて、あるかなぁ…。」

けれど、たくさんのカモメの群れに驚いて、すぐに夢中になる子ども達。

「えさやり」できるかな?ちょっと怖いけど「ひねりあげ」を持って手を伸ばしてみると

パクっと食べた!(近くで見ると、顔がちょっと怖い~)

「そうだ、たろうのてをさがさないと!」「みつかったら、おいしゃさんにつけてもらわないと!」(失った手は小さい時のもの。今それが見つかっても……と思う大人達だが、それは間違っても口に出せないので、一緒に歩いてみた。)

見つけたのは昆布だけど…それはそれで◎

太郎の手は見つけられなかったけれど、水族館に向かう登り道でカタツムリを発見。

海の中は神秘の世界。

不思議な生き物たち。カサゴ・ウツボ・モヨウモンガラドオシ(うみへび)

ヒトデのお星さま

おそるおそるのドクターフィッシュ

昆布はヌルヌル~ そして

「あ、たろうがいる!」

「たろう、あいたかったよ!てはみつからなかったの。ごめんね。」

ひとつのグループは太郎の場所に30分いてもまだ動かずにいたけれど、イルカショーが始まるので、そろそろ移動しよう。

イルカショーでは、去年生まれたばかりのレンカ(バンドウイルカ)がジャンプを見せてくれると言うので

見守る子ども達も真剣。
小樽の温泉に入って「さいこ~」

お風呂上がりのまったり感が何とも心地良い。

帰りのバスでは子ども達には秘密にしていたおやつの時間。(そうそう、水分、塩分、糖分は欠かせない真夏の行事です。)「もうお腹がペコペコです」とバスの中から真雪先生が連絡を入れると……

お留守番の先生たちと、美味しいカレーと一緒に、海のゼリーが待っていた。心もお腹もいっぱいに満たされる頃、外は夜の闇に包まれた。
お泊りの夜が始まる!