年長はと組さんは卒園を控え、本来ならお部屋には卒園の飾りが少しずつ増えていく時期だけれど、

今お部屋にいるのは、夏の間、みんなの心をわくわくさせてくれた虫たちがみごとに再現されている。
ぴかぴか光る黒い羽。
生きた虫しか食べないわがままなカナヘビのチョロちゃんのために必死で探したクモやバッタ。
ボランティアの大島じいじと一緒にお世話したスズムシ。
コバエと戦ったカブトムシの飼育。
図鑑で調べながらお世話したオオカマキリ。Mちゃんが連れてきたミミズとオオカマキリの戦いは……凄まじかった!
さなぎから羽化したアゲハ蝶を空に放した時の感激も忘れない。そして、今、再現を超えて創造されている虫たちの世界。
それは巨大なタランチュラとカマキリ!秋に作った恐竜博物館の熱が心の中にまだ残って、「やりたい!作りたい!」
足の色は茶色や黄色なども混ぜたオリジナルのクモ色。足の裏は赤くして毒毒しさを増していきます。卒園を前に「なせ今?」と思うけれど、目を輝かせながら語り合い、夢中になって作り上げていく子どもたちの姿は生き生きとしている。
思いきり遊び、笑い合い、一緒に作り上げていく「今」は、子どもたちにとって何よりも大切な時間。心を動かし、繋がり合い、夢中になる時間。大きなタランチュラも、オオカマキリも、今この瞬間の子どもたちの“本気”の証。
ほろ甘くてちょっぴり切ない3月です。

