日本の伝統・その2

先日こども園に入園したばかりのK君が、正座して絵本を眺めています。足指をくっつけて、完璧な正座です。(すごいね!)

ふと見ると、ほとんどの子が正座をしています。何となくきちんと座る雰囲気なのでしょうか?実は、正座をすると、骨盤が安定して、背筋がシャンとするらしいのです!

ある保護者の方がずっと大切にしてきたおひな様を、今年こども園に寄贈してくださいました。長い年月の間子どもの幸せを願って、ずっと受け継がれてきた親の想いをいただいた気がします。子ども達にも何となく伝わるものがあったのかも知れません。(これには先生たちもビックリ!環境が訴える力でしょうか?)

幸せ気分で、はいチ~ズ!

3歳のクラスでは、さっそくおひなさまを作ってみました。おめめキラキラでとても可愛くなりました。

2歳児クラスでも、作ってみようと言う事になり…おひなさまを見に来るとやっぱり正座です!しかも「しずかにね~」の合図まで…。

用意した台紙に模様をつけて、顔を描いていく予定の担任。「ねぇ、さっきのおひな様にはきれいな模様があったのに、みんなのおひな様には模様も顔もないよね⁉」子ども達「うん、それに足もないよ!」と、予定外の言葉が飛び出しました。キョトンとする担任…。一番下に飾られた仕丁(雑用係)は足を出していることを、子ども達の新鮮な目は見逃してはいなかったのです!

華やぐ季節の楽しい一コマでした。