日本の伝統

福笑いは江戸時代から続く日本の伝統の遊びです。「笑う門には福来る!」なのですが、教え方があまりにも上手だと、見事に出来上がるので、それほど笑えない事も…。

自分の顔にそっくりな丸顔の福笑いが上手にできました。これならみんなで笑い合えるのに…誰も見ていない不思議な福笑い…???(本人が楽しそうだからそれが一番だね!)

節分の日の給食は、自分で巻いて作る海苔巻きでした。ご飯の量を見定めて、キュウリも忘れずに、慎重に、慎重に…

うん、おいしい!楽しい!!

さぁ、鬼退治!新聞紙に描いた鬼の顔に一撃を食らわせるのですが、一人では何だか鬼の顔が恐ろしい…だから、二人の力を合わせて「え~い!」

ちぎれた新聞紙を丸めて豆を作るつもりが、そら豆よりもずっと大きいふわふわの豆になってしまいました。それでも必死に鬼退治!

「やった~!私が鬼をやっつけた~!」

近年、のどに詰まると危険なので、園では、本物の豆を食べる豆まきは難しいのです。(じゃあ、お餅つきは?)

やりますよ!お餅がお米からできていることを知らない子ども達もいるのです。どうしてもやりたい行事のひとつです。「ほんとうだ。おこめだね~」

顔をくっつけ合って「いいにおいだね~」

ぺったんぺったん、お餅つき。だんだん粘りが出てきました。

もう少しだ!ぺったん、ぺったん、お餅つきの気分。(何でも真似してやってみたくなるこの逞しさ)

残念ながら、できたお餅は食べられません。(お餅も窒息の危険があるので…がまん、がまん。)

ならば、うるち米ともち米を合わせて炊いて、ぎゅ~っとつぶして、ぺったんこにしてみよう!(本物のお餅よりはずっとずっと、ほぐれやすいね!うん、これなら大丈夫)

ホットプレートで焼いてみよう!先生たちが考えて、「焼きもち風」と名付けてみました。

醤油の香ばしい匂いがたまりません。ちょっと熱々のうちに小さい口でパクッ。「あんまりたくさん口に入れないでね~」と、先生の声。

危険がないように考えて、色々な工夫をしながら、日本の伝統に触れる機会も大切にしています。「キリスト教の園だから、そういうことはしないのかと思っていました。」と驚かれることもあります。でも、この国の素敵な伝統や愛情と願いのこもった風習は形を変えながらでも、大事にしていきたいと思っています。