
ダンゴムシが暗い所や物陰にいることを子ども達はよく知っています。

園庭の葉っぱにいたちょうちょを捕まえて、観察。さて、ここまではいつもの年と同じ風景ですが、ある時ご近所の子ども食堂「あかはなスマイルキッズ ゆるり」の方から「カブトムシの幼虫がたくさんあるんだけど、要りませんか?」と声をかけていただきました。早速もらいに行ってみると本当にたくさんの幼虫!

瓶に移して…

時々土を変えながら待つこと数日…

更に数日…

「ん?土の中のお部屋に、なんかいるみたいだ!」
これを見た保護者の方が「家で捕まえたんですけど、私、実はちょっと苦手で…」と

クワガタを持って来てくださいました。

「まりもちゃん」と命名されました。「まりもちゃん、いつも木の後ろにいるね。」「まりもちゃんはどうしてご飯食べないの?」「夜にこっそり食べるみたいだよ。」
そうこうしているうちに、「家のチンゲン菜にモンシロチョウの卵がありました」と彩先生。みんなはキャベツをあげてどうなるかとワクワク!

ところが、悲しい末路が待っていました😢あおむしが動かなくなったのです。
「売っている野菜は農薬が残っているらしいよ。きれいに洗わないとね!」「キャベツやチンゲン菜やブロッコリーは食べるけど、レタスは食べないんだって!」「私たち、学んだね」と、先生たち。それから、アゲハチョウの幼虫も仲間入りしました。「アゲハは柑橘類の葉っぱしか食べないんだって!」「へ~、ちっとも知らなかった。」

さて、はらぺこあおむし達は毎日たくさん食べるので、たくさんのウンチをします。そしてどんどん大きくなります。2日で倍の大きさになって、私たちを驚かせてくれます。

アゲハチョウは口を動かす仕草もハッキリと分るようになり、レモンの葉っぱを大量に食べながら前進します。

モンシロチョウもたくさん食べて、たくさんウンチをします。そんな時、彩先生が飼育箱で何かを発見!「これ、モンシロチョウじゃないかも…」
実は透明感のある美しいあおむしを園庭で見つけた子ども達が、飼育箱に入れておいたのです。イチジクキンウワバ。調べてみると、それはちっとも魅力的ではない「蛾」でしたが、色々なものを食べるらしいのでちょっと育ててみることに…。

そして、お隣のバラの木で捕獲されたのは

チャドクガです。「今年はチャドクガもマイマイガも大発生で、患者さんが急増しています」と、皮膚科の先生が教えてくれました。「みんな、これを見つけたら絶対に触らないでね!」
神さまがお創りになった世界にはたくさんの命の循環があって、それぞれの存在にはきっと何か意味があるんだろうな……。ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、みんなみんな生きているんだ!「そうだ、明日は鈴虫も仲間入りする日だ!楽しみだね。」