ある時、園庭のダンゴムシを見ていてふと気が付いた子がいます。「あれ?このダンゴムシに黄色い点々がある!」詳しそうな先生に聞いてみると「もしかしたら、女の子のダンゴムシがおしゃれしているのかも。」
早速調べてみると、どうやらそれはメスのダンゴムシらしく、「先生、女の子じゃなくてメスだよ」と教えてくれる子ども達。(それは失礼いたしました!)
こうして、オスとメスのダンゴムシは同じ飼育箱の中で育てられ、みんなで赤ちゃんの誕生を待ちわびているところです。子ども達のまなざしはいつも大人が踏みつぶしてしまいそうな場所にも、しっかりと向けられています。
小さな桜の花びらの一枚一枚をつぶさないように優しく拾い集めたり、ひっそり咲いていたクロッカスにお水をあげたり、小さな眼差しが命への興味と思いやりを伴いながら心を育ててくれます。
みんなで見上げる空も不思議がいっぱいです!大きいものも小さいものも、自分の目で見て、感じて、心が広がっていきます。