
少し湿った砂は微妙な固まり具合です。Kちゃんの挑戦が始まりました。手も足も踏ん張ってこの山を登っていくのです。(足元は崩れやすいけど、大丈夫かな?)

踏ん張っていた右足から上手に体重を移して一歩前へ!小さな達成感と意思が、目を輝かせ、両掌は強く砂にめり込みます。(Kちゃん、やったね!)
8月6日:砂を適度に湿らせて……「トンネル、もう少しでとどくかな?」

「もっとみずをながそう!」

牛乳パックは全部開いてしまうと形が崩れるので、注ぎ口だけに穴をあけて水を流すことにしました。

流れるところも見たいので、途中からはコの字型にしてみました。安定させるために両サイドを砂で固めて…先生も一緒になって試行錯誤の連続です。(さて、うまくいくかな?)

池をもっと深くしようと必死な子。水路に押しよせる砂を掻き出す子。更に池を広げようとする子も現れて、大混雑しながら、それぞれの仕事に没頭しています。そして、まるで人魚のように泡を見ている子…。

「またみずもってくる!」とホースを取りに出ていく子。バラバラなようで、役割分担が整っていくこの感覚がたまらない!

8月7日:ななこ先生が突然園庭に水を撒きはじめました。

水は園庭を突っ切って、どんどん流れていきます。(さぁ、水の道を進もう!)

そこに現われた小さな土手。Sちゃんは、指先を丸めてぐっと立ち止まります。

さらにその先には、びっくりするような泥の池が出現しました。「にゅるにゅるだね~。」

じっとみていたMちゃんが、勇気を出して一歩踏み入れます。

ようこそ、泥んこの世界へ!

そして、又水の道を通って帰っていくのでした。

話は長くなりますが、この四角い泥んこのコーナーは、大きい組の子たちがさんざん遊んだ後でした。


砂と土、湿り気の違いを感じながら、存分に楽しむ夏にしたいと思います。北国の夏もまだまだ続きますから!
